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土壁の劣化、損傷。剥がれてきた土壁をリフォームする方法は?

2022年02月16日更新

土壁はその材質や経年劣化の程度などによって、土が剥がれ落ちてしまうなどの損傷が生じてしまいやすいです。こうした場合に土壁をリフォームするにはどんな方法があるのでしょうか? 土壁のリフォームではその材質やリフォーム箇所の範囲の大きさ、またデザインや機能性、予算や工期の長さなど考えなければならない点が多く、どういった点を優先するかによって最適なリフォーム方法が変わってきます。ここでは土壁のリフォームに関する基本的な情報を紹介し、少しでもリフォームの参考に役立てていただければと思います。

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目次
  1. 劣化した土壁を直したい!3つのリフォーム方法
  2. 外観や機能性を考えて… 優先事項で選ぶべき方法は異なる?
  3. まとめ:土壁はメンテナンスが必要不可欠!

1.劣化した土壁を直したい!3つのリフォーム方法

【1】和の伝統を守る!土壁を塗り直す方法

しっくい塗り
しっくい塗り

土壁に用いられている材料は大きく分けて3つの種類があります。まず1つ目は漆喰です。漆喰は石灰岩を焼いて作られる材料で、江戸時代以前から日本家屋に用いられている材料です。表面がつるつるとしていて加工がしやすいので、築100年クラスの古民家はもとより、和風の内装デザインを好む家庭や飲食店などの店舗でも人気の壁材料として使用されます。

2つ目は珪藻土による土壁です。珪藻土は植物性プランクトンなどが堆積した地層の土を使った壁の材料のことで、通気性や調質性能が高いことから20年前くらいから建築材として広く使われるようになりました。表面がツブツブとした質感で仕上がるので、いかにも土で出来ているといった印象の壁に仕上がることで人気となっています。

最後に3つ目はそれ以外の土を利用した土壁です。各地方には地元の気候と風土に合った地元産の土があり、赤土や黒土などと呼ばれて古くから使われている材料です。こうした土は古民家やお寺、土蔵などで使用されているケースが多く、壁塗りの技術も地方特有の方法によって培われていることが多いです。
大まかに分けてこういった3つの系統の材料を使って土壁は作られています。

こうした土壁は経年によって傷んでくると、表面の土やほこりなどがぽろぽろと落ちて、場合によっては崩れてしまうこともあります。土壁の補修には大変な手間がかかり、規模が大きいと工事の期間や費用も膨大なものになります。

補修工事では、最初に損傷部分の深さや範囲を調べ、損傷部分に下地となる土を塗りこんでいく作業から始まります。そして下地を1週間程度乾かした後、新しく塗る部分と塗らない部分の境目をマスキングテープなどで印をつけていき、新しく塗っていく箇所に薄く新しい土壁を何度も塗り重ねていくのです。
この作業では塗りと乾燥の工程を何度も繰り返す必要があるので、土壁の材料や損傷の程度によっては数週間、あるいは数ヵ月という期間がかかることがあります。このような手間をかけることで土壁の本来持っていた質感や仕上がりそのままに土壁を復活させることができるので、特殊な工程や土壁素材などが使われている古民家や年数の立った土壁の補修では、スタンダードとなっている方法と言えるでしょう。

【2】手軽に雰囲気をガラリと変える!クロスに張替える方法

本格的な補修工事をすると長期間に及ぶ工事が必要となるため、生活空間にある土壁の補修やリフォームでは、土壁にクロスを張るというリフォーム方法が手軽でメジャーなものとなっています。この方法だと工期が短く費用も安くつきますし、豊富なデザインやカラーバリエーションの中から好みに合うものを選んで、部屋の雰囲気をがらりと変えることも可能です。

代表的な方法としては2つの方法があります。1つ目の方法は、土壁の上に直接クロスを張っていく方法。土壁の表面のでこぼこ部分などをパテで平らにしていき、土壁の表面の亀裂や剥がれた部分を平滑に仕上げて、きれいにクロスを張るための素地を作っていきます。そして平滑になった土壁の上にクロスをきれいに張り付けていくという工程で土壁をリフォームしていきます。
この方法は数ある土壁リフォームの中でも費用が最も安くつく方法の1つですが、土壁の損傷が大きい場合などでは難しく、光の加減によっては壁の表面にでこぼことした影が出てしまうこともあります。

合板の上からクロスを貼り付けていきます
合板の上からクロスを貼り付けていきます

そこで2つ目の方法は、土壁の上に石膏ボードや合板を張って、その上にクロスを張っていくという方法です。この方法ならでこぼこが多くて損傷部分の激しい土壁であっても、土壁の上に板を張ることでクロスを張る素地を平滑に仕上げられるので、安定したきれいな仕上がりで土壁をリフォームすることができます。
ただし土壁に直接クロスを張る方法よりも工期や費用がかかってしまうので、予算や生活空間でのそれぞれの事情に合った工事を行っていく必要があります。

クロスの素材はビニルクロス、和紙クロス、珪藻土クロス、織物クロスなどのさまざまな種類があり、なかでも費用や工事の手軽さの点で主流となっているのはビニルクロスです。土壁だけでは十分でない断熱性や吸音性といった点を補うことができ、なおかつデザインパターンが豊富なので、部屋の雰囲気をがらりと変えたり好みの空間を演出したりすることも可能です。

【3】とにかく安く仕上げたい!DIYでペンキを塗りなおす方法

DIYという方法もあるけれど・・
DIYという方法もあるけれど・・

土壁のリフォームにそんなに費用をかけたくない、という場合には自力で補修するという方法があります。最近ではDIYブームでもあることなどから、ホームセンターでもDIY用の補修材などが数多く売られています。DIYに自信のある方ならばパテやビニルシートなどの工具を買って自力で補修することができれば、予算的には最も安く土壁のリフォームをすることができます。
しかしもちろん自力での土壁リフォームには難点、というより限界が生じる場面が多々あることに注意しましょう。

まず土壁の損傷規模が大きい場合は自力で補修することがかなり難しくなります。損傷の程度や補修箇所の見極めなどは素人には難しく、また土壁の塗り重ねの工程を自分で行うと、慣れていなければ何度も塗り直しや失敗が起こる可能性が高く、結果的に時間がかかる割にうまく補修できないという事態になりかねません。
土壁の材料が特殊なものであったり、漆喰のような扱いの難しい素材であったりする場合は、DIYでの補修はほぼ不可能と言ってもよいと思います。こうした材料ではひび割れなどが生じにくい丈夫な土壁を作るための材料づくりがとても重要になり、さらに漆喰などの乾燥の早い素材では左官仕事の技術の高さが求められます。
この他にもクロスの張替えなどのリフォーム方法は作業内容が大がかりで複雑ですから、プロに依頼した方が無難で結果的に時間的なコストもかかりません。

どうしても自力で補修したいという場合は、乾燥に時間がかかるタイプの材料などを選択し、何度も塗り直しができる材料を使ってマイペースで補修していきましょう。補修したい部分が少ない場合であってもそれなりの作業時間がかかりますので、気長に楽しく作業をするのがコツです。

土壁リフォームにはいくらかかる?

土壁のリフォーム方法について主に3つの方法について紹介してきましたが、これらの方法を費用の観点から考えた場合、どのような傾向があるのでしょうか?
まず最も費用がかかる方法は土壁を塗り直す方法です。工事を行う左官業者などによってその値段はまちまちで、特に漆喰や特殊な材質の土壁の補修工事を行う場合は、工期の長さや材料費、工事を行う職人さんの人数などによって工事費用がかさんでいきます。
漆喰は材料としては安価ですが、下塗りや中塗りなどの作業工程に時間がかかるため、結果的には高い費用がかかってきます。

珪藻土などの材料は漆喰ほどの複雑な作業工程がない代わりに、材料費そのものが高いなど、それぞれの材質によって長所と短所があるようです。土壁の塗り直しでの一般的な相場は、依頼する工事会社や材料費などによって大きく変動はあるものの、一般的に一平米あたり10,000円以上の工事費がかかってくることが多いようです。
.土壁の材料が特殊であったり、土壁の骨組み部分の補修が必要であったりする場合は、工事を請け負ってくれる業者の数自体が絞られてしまうので、費用はさらにかかってくるものと考えておきましょう。

土壁をプロに塗り直してもらう方法より安くつく方法が、クロスによる張替え工事です。この方法は土壁リフォーム工事では最もメジャーな方法で、取り扱っている業者や材質、クロスの商品ラインナップなどが豊富にありますので、複数の業者に相見積もりなどをとりながら、自分たちのニーズに合った工事方法を選択していくことができます。
クロスの張替え工事では主に2種類の方法があることをご紹介しましましたが、費用という観点からみると、土壁にクロスを直接張っていく方法の方が安上がりです。ただし土壁の損傷が大きい場合は、合板や石膏ボードにクロスを張替える方法にせざるを得ないことが多いです。この方法では材料費や工事費が追加してかかるため、クロス張替え工事としては比較的大がかりなものとなります。

クロスの材質によっても費用の差があり、最も人気のあるビニルクロスが材質としては安価で工事もしやすく、デザインバリエーションも豊富にそろっているために使用頻度の高い材質となっています。通気性や吸音性、調湿性能などの機能性や、和紙や珪藻土などの和風仕上げにこだわりたいといった場合は、価格設定が高めのクロスを選ばなければなりませんから、工事費、材料費ともに高くなっていく傾向にあります。

DIYによる土壁リフォームは3つのリフォーム方法の中では最も安価な方法になりますが、自分ですべての作業を行う手間と時間を確保しなければなりません。使用する塗料は補修する壁に合ったものを選ぶ必要がありますし、乾燥のスピードが長めの素人向けのペンキや補修素材は、乾燥スピードの速いプロ向けの材料よりも若干価格が高くなっています。
そのため材料の選定の際は、自分の腕前や素材のマッチングなどを考慮して最適なものを選ばなければなりません。

補修部分が大きい場合は下塗りやマスキングテープを張る作業だけをプロに任せて、仕上げだけ自分でやる、という方法もあります。すべてを業者による補修工事にする場合よりも安くリフォームをすることができ、仕上げの方法や材料の選定などでプロの力に頼ることもできますので、左官仕事に自信があるならば検討してもよい工事方法の一つでしょう。

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2.外観や機能性を考えて… 優先事項で選ぶべき方法は異なる?

土壁にこだわりたい理由の一つがその素朴で美しい外観です。古くからある土壁は、その風土に合った材質と味わいのある質感が大きな魅力となっています。こうした土壁独特の外観にこだわりたい場合には、最初に作られた方法と同じ材質や工法を用いてリフォームする必要があるので、専門の左官業者などに依頼して補修してもらうことになるでしょう。

それとは別に新たに自分好みのデザインや雰囲気を持つ土壁に仕上げたい場合には、予算との都合や選択肢の豊富さ、という観点からクロスの張替え工事を選択してみるのも一つの手です。手がけているリフォーム業者が多いので、デザインや工賃の点で多くの選択肢からベストのものを選ぶことができます。
また土壁の機能性という部分にこだわりたい場合は、調湿性能や通気性、吸音性や断熱性能に優れた組み合わせを考えていく必要があります。

例えば古くからある土壁を補修する際は、漆喰による仕上げでも十分な調湿機能を保てます。しかし合板ボードなどの上に漆喰を用いるケースでは調湿性能が下がってしまうことがあります。これは土壁による基礎部分よりも合板ボードの調湿機能が低いためで、合板ボードの上に土壁を塗る場合は、漆喰よりも珪藻土の方が湿度調整に優れた組み合わせとなります。
古民家の土壁などでは調湿性や通気性には優れているものの、断熱性や吸音性には難点があることが多いので、その場合は断熱効果のある合板ボードを張った上に土壁を塗る、あるいはクロスを張替えるといった方法が最適となるでしょう。

このように土壁のリフォームでは外観へのこだわりと機能性の2つの観点から、どちらを優先してリフォームしたいかによって方法が変わってきます。予算や工期も重要なファクターとなるので、総合的に自分たちのニーズに合った方法を選択していかなければならないのです。

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3.まとめ:土壁はメンテナンスが必要不可欠!

傷ついた時にはメンテナンスが必要
傷ついた時にはメンテナンスが必要

独特の風合いと味わいのある土壁は、材質によっては傷みやすく、メンテナンスの欠かせないものになります。とくに柔らかい材質の土壁は何かがぶつかったときにぽろぽろと崩れやすく、そのたびに部分的な補修が必要になります。大きく破損すると大規模な補修工事が必要になるので、小規模の破損であるうちに同じような材質の塗料によって小まめに修復しておきましょう。
また表面に汚れや傷がついた時にはサンドペーパーなどで軽く研磨することで汚れを補修することかできます。

土壁の材質によっては有機物が多く含まれているものがあり、過度な湿気が部屋にたまってしまうとカビが発生してしまうことがあります。土壁の優れた点である調湿性や通気性が下がってしまうことになるので、普段から部屋の換気をするなどの対策を取っておくことも重要です。
このように普段から土壁に大きな負担となるような部屋の使い方を避け、傷んだ部分が大きくならないうちに小まめにメンテナンスしていくことが土壁を長くもたせるための基本となります。この先何年、何世代にもわたって土壁を残していくためにも、最適なリフォームやメンテナンスをしていきたいものです。

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