フローリングをDIYで張り替えるための手順とかかる費用を解説

畳敷きの和室を洋室に改装したいから、床が傷んできたので、無垢フローリングへと張り替えたいから・・・。 床のリフォームを考える理由は様々ですがその際に一度は「これってDIYで出来るの?」と考えるのではないでしょうか。 結論から言うと、床の張替えをDIYで行うのは可能です。 ただし、きちんとした準備と手順を踏まえて行わなければ思わぬ失敗につながってしまいます。 このページでは普段から趣味としてDIYを行っている方はもちろん、フローリング張り替えがDIYデビューという初心者の方でも問題なくリフォームしていただけるように手順や費用をわかりやすく解説しています。

23481views | 2019年01月16日更新

CONTENTS
  1. 1.フローリングのDIYにかかる費用
  2. 2.フローリングをDIYで張り替える方法
  3. 3.もっと手軽に張り替えたい!そんなときには
  4. 4.プロへの依頼も考えてみては?

1.フローリングのDIYにかかる費用

まずはみなさんが気になる費用をわかりやすく表にまとめてご紹介します。
ここでは「初めてのDIYとしてフローリングへとリフォームする場合」の費用を紹介するので、すでに道具を持っている方はフローリング張り替えに必要な材料のみお買い求めください。

1-1.DIYに必要な工具

まずは必須の工具です。

工具名

用途

値段(目安)

丸ノコギリ

床材の切断

¥10,000~¥20,000

電動ドライバー

ネジ締め

¥3,000~¥5,000

玄翁(ハンマー)

釘打ち

¥1,000~¥3,000

サシガネ

長さの測定、印付け

¥500~¥2,500

ポンチ

釘の打ち込み

¥500~¥1,000

メジャー

材料の長さ測定

¥1,000~¥1,500

カッター

フローリング材の微調整等

¥500~¥1,000

木製ハンマー

フローリング材のはめ込み

¥500~¥1,000


次にあると便利な工具をご紹介します。
フローリング張り替えだけでなく、様々な用途にお使い頂けるのでDIYを趣味にしたい方はこの機会に揃えてみてはいかがでしょう。


工具名

用途

値段(目安)

ノコギリ

フローリング材の切断

¥1,000~¥1,500

墨つぼ

切断位置の印付けなど

¥1,000~¥2,000

カンナ

フローリング材の微調整


¥1,000~¥4,000

ノミ

¥1,000~¥4,000


以上、全て揃えると¥21,000~¥46,500ほどになります。
DIY用品は良い物を揃えようとするといくらでもお金をかけられるのであくまで目安としてこのぐらいかかる、とお考えください。

1-2.フローリングDIYに必要な材料

次にフローリングDIYに必須であるフローリング材などにかかる費用を解説します。
今回は一般的な8畳の和室を畳からフローリングに張り替える場合についてです。


材料名

用途

値段(目安)

断熱材

下地の厚さ調整と部屋の保温

¥1,000×8=¥8,000

合板(ベニヤ板)

フローリングの下地として

¥1,500×8=¥12,000

フローリング材

フローリング本体

¥10,000~¥70,000

カクシ釘

フローリングの固定に

¥1,000~¥1,500

フロア釘

¥1,000~¥1,500

電動ドライバー用木ネジ

¥1,000~¥1,500

以上で¥33,000~¥93,000となります。
表にもある通りフローリング材によって値段が大きく変わります。
その理由はフローリング材には大きく合板フローリングと無垢フローリングがあるためです。
この2つの素材のどちらを選ぶかで値段が変わってきます、2つの素材の違いを簡単にまとめてみました。

無垢フローリングは天然の木をフローリングの形に切り出したもので、柔らかい手触りや木目の風合いを感じる事ができます。
天然由来の材料であるためメンテナンス性が低く、価格が高いというデメリットがあります。

合板(複合)フローリングは複数の合板を張り合わせて作ったフローリング材です。
キズや汚れに強いだけでなく、様々な機能性を備えており安価で使用できます。
デメリットとしては無垢フローリングと違って自然の風合いが出にくく、踏み心地が硬いという点です。
関連記事:複合(合板)フローリングと無垢フローリングの違いって?

2.フローリングをDIYで張り替える方法

材料と工具が揃ったところでいよいよフローリングへの張り替えです。
今回は畳の床をフローリングへと張り替える際の手順を例に解説させていただきます。
施工方法はいくつかありますが今回は断熱材と合板を下地に使う方法をご紹介します。
ノコギリを始めとした工具の取扱には十分注意して怪我のないように作業を進めてくださいね。

2-1.床を剥がして下準備

2-1-1.床材剥がし

畳を撤去 畳を取ります。

まずは今ある床材を全て剥がします。
今回のように畳を剥がす時は畳どうしの隙間にノミやマイナスドライバーを入れて持ち上げてください。
この時にホコリが舞うので必ずマスクの着用は必須。
剥がした畳一枚ごとに処分に¥1,000~¥2,000が必要です。

2-1-2.掃除、採寸

下地の掃除と印付け下地処理はしっかりと

床材を剥がし終わったら細かいホコリやゴミを掃除機などで取り除きます。
もしカビが発生していたら消毒用エタノールを散布し、ブラシで擦り落とすなどしてキレイにしておきましょう。
その後、部屋のサイズや必要な床の厚みなどを正確に採寸します。
この時床下の太い角材である根太の位置にしっかりと印をつけておきます。

2-2.下地作り

2-2-1.断熱材を敷き詰める

掃除、採寸が終わったら下地作りです。
まずは断熱材を1枚ずつ床に敷き詰めます。
その後、柱を含む部屋の形に合わせて切って敷き詰めます。
断熱材に乗って作業する必要が出てきた時は必ずベニヤ板を敷いて、その上から乗りましょう。
そうしないと断熱材の一部だけがへこんでしまいます。

2-2-2.ベニヤ板を張る

フローリングの仮敷き詰め 板を敷き詰めてます

先程敷き詰めた断熱材の上にベニヤ板を並べます、この時に断熱材の継ぎ目とベニヤ板の継ぎ目が重ならないようにしましょう。
その後は鉛筆、墨つぼを使い目印をつけて部屋の形に合わせて丸ノコでベニヤ板を切断します。
ベニヤ板を敷き詰める事ができたら先程印を付けておいた根太の位置に30センチ間隔で木ネジを打ち込みしっかりと固定します。
この時フローリング材にネジの頭が当たらないようにしっかりとネジを締めましょう。

2-3.いざ!フローリング張り替え

2-3-1.フローリングの基本的な張り方

フローリング材の張り方図説継ぎ目が交互になるように

下地が出来上がったらいよいよフローリングの張り替えです。
基本的にフローリングは以下の図のように継ぎ目が互い違いになるように配置します。

フローリング材のはめ方の図凹凸を噛み合わせましょう。

張り替える際にはフローリング材の凸サネと凹サネをはめ込むようにします。

床鳴りやきしみを防ぐためにも1列ずつしっかりと釘とボンドを使って固定しましょう。

2-3-2.フローリング材の切断

先程の図に示したようにフローリング材は継ぎ目が互い違いになるように張り替えます。
そのため、①と③の位置に置くフローリング材は半分の大きさに切断する必要が出てきます。
まずは実際にお部屋にフローリング材を仮置きしてみて何枚の材料を切断する必要があるか確認しましょう。
フローリング材を切断する時は

  • 2~3枚を重ねて切る
  • 凸サネと凹サネをはめて切る
と、2通りの方法があります。
どちらにしても端を揃えて、真ん中に印をつけて丸ノコギリで切断します。

2-3-3.1列目を張る

フローリング材を張り替える様子1列ずつしっかりと

フローリング材を切断したらまずは1列目、2-3-1で示した図の①、②、③のフローリングを張ります。
フローリング材は壁側に凹サネを向けておくのが基本です。

1列目に置く板は凹サネを1cmほど丸ノコで切断しましょう。
凹サネを整えたら2-3-1の図にある①,②のフローリング材を並べ、必ず当て木をしてサネをはめ込みます。
この時にまっすぐと並ぶか確認することを忘れずに。

次に③のフローリング材を置く床を採寸し、③の板に目印をつけて切断します。
その後①、②、③の③枚のフローリング材がきちんとはまるか確認したら、下地に木工用ボンドを塗り、サネをはめ込んだまま3枚のフローリング材をまとめて置きます

最後にフローリング材の凸サネにフロア釘を斜めに打ち込み、ポンチを使用してしっかりと叩き込んで1列目は完了です。

※1列目がずれてしまった場合は、2~3mのズレであればカンナを用いて凹サネ側を削ります。 それ以上のズレならば丸ノコで切り落としましょう。
※柱などの出っ張りが1列目にある場合はノコギリで出っ張りの分だけ切れ目を入れて、表面にカッターで切り込みを入れた上でノミで彫り込みましょう。

2-3-4.2列目以降を張る

次に2列目、2-3-1の図にある④、⑤のフローリング材を張ります。
まずは④をはめ込み、残った床のスペースを採寸します。

採寸が出来たら⑤を測った大きさの合わせて切断し、1列目と同じようにボンドと釘を使って固定します。

以降はこの方法で最終列の一つ手前の列まで張っていきます。
最終列の一つ手前は固定せず、仮置きしておきます。

※フローリング材がぴったり収まらない時はカンナやサンドペーパーを使って削りましょう。 無理にはめ込むと床鳴りやきしみの原因となります。

2-3-5.最終列を張る

最終列へとフローリングを貼る前に残りの床面とフローリング材の幅を合わせて切っておきましょう。
幅を合わせる事ができたら一つ手前の列と合わせて仮置きし、収まり具合を確認します。

仮置きして問題なく収まれば床に接着剤を塗り、最終列とその手前の列の2列分のフローリング材をはめ込み浮き上がった部分に体重をかけてピッタリと張り付けます。
もしこの時、隅の部分が浮いていれば当て木をして木槌で叩きましょう。

最後にカクシ釘を最終列のフローリング材へと40cm間隔で打ち込み、釘頭の処理をすれば完成です!

3.もっと手軽に張り替えたい!そんなときには

DIYでのフローリング張り替えに必要な材料や手順をご紹介しました。
・・・正直難しいですよね?
ご安心ください、本格的に張り替えを行わなくてもお部屋の雰囲気を変える便利なグッズがあるんです。

3-1.置くだけor張るだけでフローリング風の床に

フロアタイルと呼ばれる商品は床に張ったり、接着剤で固定するだけでお部屋をフローリング風の床へと変える事ができます。
もちろん、木材を使っているわけではないので肌触りまで再現できるわけではありませんが

  • キズに強い
  • プリントなので様々な柄がある
  • 失敗した時も剥がしやすい
などのメリットがあります。

3-2.確かに簡単だけれども・・・

フロアタイルを使ったリフォームは確かに簡単で「木の感触が欲しい!」という方以外には最適なように思えるかも知れません。

しかし、畳の上にフロアタイルを張るリフォームはおすすめしません。
なぜならフロアタイルの下は湿度が高くなり、カビが発生しやすくなるからです。
床下にカビが発生した状態では衛生的にはもちろん、心理的にもあまりいい気分ではないですよね。

またフロアタイルは床の上に直接乗せるようにして張るため床が少しだけ高くなります。
そのため、ドアを開閉する時に床に擦れてしまうことも・・・。

4.プロへの依頼も考えてみては?

このページをご覧の方は「床をDIYで張り替えたい!」という思いを持っている方ですよね。
しかし、元をたどれば「出来るなら安くフローリングに張り替えたい」という気持ちだったはずです。

もちろん、全ての工程を完璧に出来るならDIYでフローリングに張り替えてしまったほうが費用は安くなります。
しかし、工具を揃えて、材料を買って、下地を剥がして、材料を切って・・・・などの手間や、もし失敗してやり直しなんてことになった時のことを考えれば初めからプロに頼むのも一つの方法ではないでしょうか。

ここではフローリングのDIYリフォームにありがちな失敗をご紹介するとともにプロに頼むメリットも解説します。

4-1.DIYを始めたはいいものの・・・

DIYを始めたものの。。。DIYを始めたものの。。。

意気込んでDIYでの床張り替えを始めてみたはいいものの途中で予想外の作業が発生してしまい、結局プロに頼むことになるパターンです。
例えば、現状の床材を剥がしてみたら下地が予想以上に傷んでおりどうしようもなくなる・・・などです。
床を剥がすだけでも一苦労なのにそこから傷んだ下地の処理・・・と考えると想像以上の時間と労力がかかってしまいます。
また、床の形が特殊なお部屋はフローリング材の採寸や切断をしようとした時にうまく行かずに・・・。となりかねません。

4-2.なんとか完成!

完成したものの。。。完成したものの。。。

大変だったけれどなんとかDIYでフローリング材へと張り替えることが出来た!というような方でも中の下地処理が不十分だと

  • 張り替え前よりもきしみ音が頻繁にする
  • 床が浮いた感じがする
  • と感じることがあります。

せっかく張り替えたのにまたすぐに不調が出てやり直し・・・なんて事になったら目も当てられませんよね。

4-3.かえって高くなってしまった

当たり前ですがDIYのための工具や材料を買い集めた後でプロへ依頼を行うと費用はその分余計にかかってしまいます。

また、とりあえずDIYで張り替えたけれども床がきしむなどのトラブルが起こり、もう一度張り替え直しなどの事態になってしまった場合でも最初からプロへ依頼するのと同等、あるいはよりたくさんの費用がかかることもあります。

4-4.DIYとリノコの比較

最後になりますがリノコで床の張替えを行った場合と、DIYで行う場合の費用などを比較してみようと思います。

まずDIYについてですが、8畳の部屋を張り替えようと思い標準的な道具や材料を集めたとするとおおよそ90,000円+ごみ処理などの雑費がかかります。
次にリノコの場合ですが、総額131,800円~リフォームしていただけます。
部屋の広さや現在の床によっても変わりますが差額3万円ほどでプロの職人さんへと依頼することが出来ます。
DIYによるフローリングリフォームをお考えの方はもちろん途中までDIYでやってみたけれど・・・という方も一度以下のフォームから無料でお見積りをしてみてはどうでしょうか?



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