畳からフローリングにリフォームする方法とかかる費用
2022年11月17日更新

部屋の雰囲気を変えたい、使い勝手を良くしたい、など理由は様々ですが畳の部屋をフローリングに張り替えるリフォームは人気があります。張り替える、上から重ね張りする、フローリング風のマットを敷くなど洋室風にする方法はいくつかありますが、ここではフローリングに張り替えるパターンをかかる費用や事例とあわせてご紹介します。
和室を洋室にするリフォームパターン

一軒家はもちろん、マンションでも一部屋は畳の部屋があるというお家が多いのではないでしょうか。
住み始めたときは来客用として、寝室として・・・と様々な方法で利用していたけれど、ライフスタイルの変化に伴ってフローリングの洋室にリフォームしたい、という方は非常に多いです。
そんな畳からフローリングのリフォーム方法ですが、パターンはいくつか考えられます。
・ 畳を剥がしてフローリングに張り替える
・ 畳の上からフローリングを重ね張る
・ 畳の上からフローリング風のマットなど素材を敷く
マットを敷くだけであればDIYの範疇ですので、比較的手軽に実行することができるでしょう。
ここでは、「畳を剥がしてフローリングに張り替える」リフォームにかかる費用や、実際に行ったリフォーム事例をご紹介します。
目次に戻る
畳を剥がしてフローリングに張り替える

畳からフローリングに張り替えるメリット・デメリット
メリット
畳を剥がしてフローリングに張り替える場合のメリットは
・ 掃除やお手入れがしやすい
・ 介護やバリアフリーに向いている
・ フローリング調ではなく本物の木材を使うことが出来る
・ 高さを合わせることが出来るため床と扉が擦れない
・ 湿気がこもってカビが発生するなどの畳トラブルを避けられる
などがあげられます。
特に人気の無垢フローリングへの張り替えたい場合には、畳を剥がしての張り替えを行うことになります。
デメリット
一方でデメリットとしてあげられるのは、
・ お部屋の冷えを感じやすい
・ 防音性が下がる
などがあげられます。
畳だと裸足でも歩けた床がフローリングだと足元から冷たく、お部屋全体を冷たく感じられるでしょう。冷えや防音性が気になる場合にはフローリングではなく、床材をクッションフロアにするという選択もあります。
畳からフローリングに張り替える費用相場
6~8畳ほどのお部屋の畳からフローリングに張り替えでかかる費用の相場は、10~40万円ほどです。
畳を剥がした下地の状態などによっては、さらに10万円前後の費用がかかる可能性もあります。
見積りを取る場合には、必ず現地の状態を確認してもらってから見積りを作ってもらうようにしましょう。お家の状態によって金額が変動しやすいため、工事が始まってから見積り以上の金額がかかってくるというトラブルが発生しやすいので注意が必要です。
畳からフローリングに張り替えるのにかかる日数
工事期間は平均で1~3日ほどです。
畳を剥がした下地の調整や、お部屋の広さなどでも工事にかかる日数も変わりますので、リフォームが始まる前に工期は確認するようにしましょう。
フローリング張り替えリフォーム
目次に戻る
畳からフローリングにするリフォーム事例
こちらではリノコでの畳からフローリングにリフォームした事例と工事費用をご紹介していきます。リフォームを検討する際の参考にしてください。
※リフォーム費用は施工当時の価格です。現在とは異なる場合があります。
case.1
畳からフローリングに張り替えて和室が洋室に生まれ変わる|神奈川県大和市のお客様

リフォーム内容 | 和室の床材張り替え(畳→フローリング) |
メーカー:商品 | エイダイ:スキスムSダイレクト(ツキ板タイプ) |
リフォーム費用 | 総額180,000円(税込) |
コメント:ご両親が引っ越し予定のお家です。和室の床のリフォームをご依頼いただきました。畳からフローリングに張り替えて、和室から洋室に生まれ変わりました。最近では、畳のお部屋をフローリングにリフォームしたいという方も増えてきています。フローリングは、畳やカーペットのようにほこりや汚れが繊維に入り込んでしまうことがないので、掃除やお手入れがしやすい床材です。そのためダニが発生しにくい状態を保つことができ、いつもお部屋を清潔な状態にしておくことができます。
詳しくはこちら
case.2
ひどく焼けていた和室を落ち着きのある洋室へリフォーム|岐阜県岐阜市のお客様

リフォーム内容 | 和室の床材張り替え(畳→フローリング) 砂壁→ベニヤ板張り/押入れ→クローゼット |
メーカー:商品 | エイダイ:ヌーディーセレクション |
リフォーム費用 | 総額357,000円(税込) |
コメント:築30年以上の和室を洋室に変えるリフォームです。壁、畳ともに非常に劣化が目立っており、焼けているので大変暗く感じる和室となっています。そんなお部屋を洋室へと変えていきます。砂壁になっている壁にベニヤ板を張り、クロスが張れる状態にします。さらに押入れをクローゼットにしました。床はエイダイのヌーディーセレクションを使用。ブラックウォールナットはシックな印象に仕上がります。
詳しくはこちら和室の床リフォーム事例
目次に戻る
畳の上からフローリングを張る
次に今ある畳の上から床材を張る方法についてです。
便宜上、張り替えるという言い方をしていますが、実際の作業的には床材を畳の上に「置く」という表現が適切です。
メリットとデメリット
畳を剥がさずにフローリング材を張るメリットはなんと言っても手軽に安く、洋室にリフォーム出来ることです。
クッションフロアなどであればハサミやカッターで切断出来るため、日頃DIYをしない人や体力の無い方でも簡単に施工することが出来ます。
また、メンテンスも簡単にできます。
基本的に水を弾くので汚れにくいですし、もし大きな傷や汚れがついてしまってもその部分だけ張り替える事もできるので常に綺麗な状態を保つことが出来ます。
ここまで聞くとメリットばかりに思えますがもちろんデメリットもあります。
まず挙げられるのは畳が傷んでしまうことです。
畳の上に直接床材を敷くため、湿気がこもるのでカビが生えてしまいます。
そしてその状態に気が付きにくいため、どんどんとカビが広がってしまいます。
また、いくら木材に似せているとはいえ本物の無垢フローリングと比べてしまうとどうしても安っぽい印象を受けます。
ウッドカーペット
畳の上から敷くことが出来るフローリング風の床材、まず一つ目はウッドカーペットです。
ウッドカーペットとは細長い木材をつなげ、そのつなぎ目で折り曲げてカーペットのように巻いて持ち運べるようにしたものです。
フローリングカーペットとも呼ばれており、販売店によって
・規定の大きさのみ販売
・部屋の形に応じてカットした商品の販売
などの違いがあります。
価格は材質や大きさによって異なりますが6畳分で
12,000~30,000円の範囲が一般的なようです。
クッションフロア
次の敷くだけでフローリング風に出来る床材のもう一つはクッションフロアです
イメージとしては木目が印刷された絨毯、という感じです。
ウッドカーペットが本物の木材を使用しているのに比べてクッションフロアは塩化ビニルでで出来た素材に木目を印刷しています。
カッターやハサミで切ることが出来る加工のしやすさが魅力で、畳の上に敷き詰めながら部屋の端は切り取ることでぴったりサイズで使うことが出来ます。
一方で質感はウッドカーペットよりもチープな印象です。
1m単位、もしくは正方形のマット1枚単位で買うことが出来ます。
リノコでもクッションフロアの施工依頼は受け付けていますが、畳を剥がして施工する張り替えのみですのでご注意ください。
クッションフロア張り替えリフォーム
目次に戻る
まとめ
畳をフローリングに張り替える、様々な方法をご紹介しました。
まず、畳からフローリングにするためには
・畳を剥がしてフローリングに張り替える
・畳の上からフローリングを張る(敷く)
の二通りのやり方があり、それぞれに費用や手間、畳への影響などのメリットとデメリットがあります。
また、費用の面でも張替えならDIYでも10万円近くかかってしまいますが畳の上からフローリング調の素材を敷くだけなら~3万円で出来てしまいます。
そのため、畳をフローリングにする場合は賃貸か持ち家か、予算はどの程度か、畳の状態はどうか。などを考えて総合的に判断するようにしましょう。
床材張り替え料金表はこちら
目次に戻る
- 関連ページ
床リフォームの人気記事
リフォームに関することなら
お気軽にご相談ください
お電話でのご相談・見積り依頼はこちら
0120-600-806
9:00 ~ 19:00(年末年始除く)