今さら訊けないユニットバスとは?特徴を徹底解説!

一言でお風呂といっても、実はいろいろなタイプがあります。アパートなどの賃貸物件で多く使われているのがユニットバスという一体型のお風呂ですが、ユニットバスにも2つの種類があります。ここでは、「ユニットバスって何?」という読者の素朴な疑問に対して、ユニットバスの種類や構造と、セパレートバス・システムバスとの違いなどを詳しく紹介します。

34views | 2018年12月04日更新

CONTENTS
  1. ユニットバスとは一体?
  2. ユニットバスに向いているのは?
  3. フォームにかかる費用は?
  4. リフォームのポイントは?
  5. リフォームの問題点って?
  6. 何を優先したいかで選ぼう!

ユニットバスとは一体?

ユニットバスとは、バスルーム全体をパーツ別に製造して現場で組み立てるタイプのバスルームをいいます。

ユニットには「部品、単位」という意味がありますが、ユニットバスは部品でできたバスのことです。工場で浴槽をはじめとして、天井・壁・床といった防水部材を一貫製造し、現場ではすでにでき上がっているパーツを組立てていくのがユニットバスです。このような製造工程で作られるので、浴槽・床・天井のつなぎ目がないのが特徴です。

3点ユニットバス3点ユニットバス

ユニットバスは、単身者用の賃貸物件やホテルの客室などに採用されていますが、2点ユニットバスと3点ユニットバスの2種類があります。

「2点ユニットバス」
バス・洗面台の2点が1つの空間に収まっているバスルーム

「3点ユニットバス」
バス・洗面台・トイレの3点が1つの空間に収まっているバスルーム

2点ユニットバスと3点ユニットバスの一番の違いは、トイレが別室になっているかどうかという点にあります。一般的に、ユニットバスというと3点ユニットバスを指す場合が多いでしょう。

セパレートバスとの違い

ユニットバスと比較されるものとして、セパレートバスがあります。セパレート(separate)とは、「別々に分かれている」という意味で、セパレートバスの特徴はお風呂とトイレの部屋が別々になっていることです。

セパレートバスとユニットバスの違いは、セパレートバスには洗い場がありますが、ユニットバスには洗い場がないという点です。ユニットバスは洗い場部分にトイレがあるので、洗い場は浴槽のなかになります。したがって、身体を洗うか、バスタブにお湯を張るかのどちらか一方しかできません。

その点、セパレートバスはユニットバスとは異なりトイレが同じ空間にないので、お風呂に洗い場を設けることができ、いちいちお湯を抜かなくても身体を洗うことができます。

ただし、こうした違いは、バス・洗面台・トイレが同じ空間にある3点ユニットバスの場合です。2点ユニットバスならトイレは別室なので、セパレートバスと2点ユニットバスとでは、お風呂に関しては特に大きな違いはありません。ただ、セパレートバスの場合は、洗面台が洗面所の一角に設置されているケースが多くなります。

独立洗面台は収納場所が多いので、2点ユニットバスの洗面台よりも便利に使えるでしょう。

システムバスとの違い

お風呂には、システムバスというものもあります。システムバスもユニットバスと同様に、浴槽・天井・壁などを工場で一貫製造し、完成している各パーツを現場で組み立てて設置するバスルームです。ユニットバスとシステムバスは、施工方法自体はどちらも同じです。

違いとしては、設置される場所が挙げられます。ユニットバスはバス・洗面台・トイレを同じ空間に設置するものなので、単身者向けの1K・1DK・1LDKのアパートなど、比較的狭い部屋に多く設置されています。一方、ファミリー層向けのマンションなどでは、バスルームやトイレの空間を広くとることができるため、システムバスを設置するのが増えています。特に、最新の分譲マンションなどには多く導入されています。

システムバスシステムバス

また、機能の面でも違いがあります。システムバスはバスルームの利便性に特化したもので、高機能なのが特徴です。お風呂に追い炊き機能がついていたり、浴室内にミストサウナ機能がついていたりするなど、技術を駆使した新しい機能が採用されています。一方、ユニットバスには浴室乾燥機がついたものなども増えてきましたが、基本機能を重視したシンプルなものがほとんどです。

ユニットバスのメリット

ユニットバスのメリットユニットバスのメリット

ユニットバスには、いろいろなメリットがあります。

1.「掃除が簡単」
ユニットバスは、防水パーツを一貫製造するので、浴槽・床・天井などにつなぎ目ができません。そのため、汚れがたまりにくくなっています。また、素材にも汚れにくく、汚れが落ちやすいものが使われているため、いつもきれいな状態を保てます。隙間部分が少ないので、水漏れリスクが低いのもメリットです。

2.「断熱性が高くバスルーム内を温かく維持しやすい」

3.「工期が短い」
すでに一定の規格で工場で完成しているパーツを組み立てるだけなので、注文から施工までがとてもスピーディです。

そもそもユニットバスは、短期間でバスルームをつくるために考案されました。1964年の東京オリンピックのときに、訪日外国人の宿泊ホテルを短期間で建設する必要に迫られたメーカーが考え出したのがはじまりです。ごく普通の設置工事であれば、1〜3日程度で新しいバスルームを設置することが可能です。

4.「価格が安い」
工場で一貫生産することができるため、各パーツを低コストで製造可能です。また、現場では組み立てるだけなので、工事費も安く抑えることができます。

ユニットバスのデメリット

ユニットバスのデメリットユニットバスのデメリット

1.「バスルームが狭いこと」
お風呂とトイレがひとつの空間にあるので、同時に使うのは難しくなります。誰かがお風呂に入っている間は、基本的にトイレが使えなくなってしまいます。一人暮らしであればあまり問題ありませんが、2人以上がいっしょに暮らすとなると、日常的に不便さを感じることでしょう。


2.「カビが生えやすい」
ユニットバスには水回りがいくつも集中しているため、湿度が非常に高くなります。さらに、窓がないことが多いので、湿気がこもりやすく、換気がうまくできません。さらに、お風呂があること自体が高温になりやすい環境です。カビが好む湿度や温度になりやすいため、カビが多く発生することにつながります。

3.「使い勝手が悪い」
トイレを置くぶん、お風呂に洗い場を設置できないので、お風呂のお湯を抜かないと体を洗えません。日本の一般家庭のお風呂は、バスタブと洗い場が別になっていることが多いので、ユニットバスが使いにくいと感じる人は少なくありません。

4.「デザインのバリエーションが少ない」
ユニットバスはあらかじめ決まった規格で、一貫生産・大量生産されるため、カスタマイズできる部分はほとんどないと考えてよいでしょう。

ユニットバスに向いているのは?

ユニットバスにはメリットもあれば、デメリットもあります。ユニットバスに向いている人は

「低いコストでリフォームしたい人」
工場で機械を使って製造され、短期間で組み立てられるため、設置費用を抑えることが可能です。

「リフォームで希望が多い保温性や防水性を高めたい人」
バスルームは大量の水やお湯を使うところなので防水性が重要ですが、経年劣化で年々防水性は落ちてしまいます。また、古いお風呂は隙間があるので寒いことが多く、ヒートショックの危険性などもあるため、温かいバスルームを希望する人は多いでしょう。この点、ユニットバスにすることで、低コストで保温性・防水性を高めことができます。

「工期をできるだけ短くして早くリフォームを済ませたい人」
バスルームのつくり方としては、在来工法という従来の方法もありますが、防水処理などに長い工期を要します。ユニットバスは規格にもとづいてつくられるバスルームなので、自分で自由にデザインや設計をすることはできません。しかし、デザインに特にこだわりがない人であれば、安く早く、温かくて快適なバスルームを手に入れることができます。

フォームにかかる費用は?

リフォームにかかる費用は?リフォームにかかる費用は?

バスルームをリフォームしてユニットバスにする場合には、70~300万円程度の費用を見込んでおくとよいでしょう。交換する部分が多くなればなるほど、そのぶん予算も多めに見積もらなければなりません。

ユニットバスは設置も簡単ですが、取り外しも容易です。そのため、ユニットバスからユニットバスへのリフォームであれば、撤去と設置に手間も時間もあまりかからず、費用を安く済ませることができます。この場合は、70~150万円程度の予算が必要だと考えておきましょう。

在来工法からユニットバスにリフォームする場合は、在来工法のバスルームの撤去に手間がかかるので、もう少し費用がかかります。

リフォーム費用は、バスルームの素材やデザインによっても大きく変わります。価格の高い素材を使ったものやデザイン性が高いものはそれなりに高額になりますから、よく検討してから決めましょう。

リフォームのコストを大幅に下げたいなら、浴槽だけを交換するという方法もあります。交換するパーツが少ないので、費用を大きく抑えることができます。

リフォームのポイントは?

「中折れドアにする」
バスルームを設置するには、バスルーム本体のスペースのほかに、ドアを開閉するスペースも必要です。バスルームのドアは内側から開くものがほとんどですが、片開きの1枚ドアだと開閉に大きなスペースをとってしまいます。

この点、中折れドアは真ん中から半分に折れるようになっているので、広いスペースを確保しなくても開閉しやすいのがメリットです。軽いので、力が弱い子どもや高齢者でも開け閉めが楽にできます。

中折れドア中折れドア

「既存の窓がある場合には、そのまま生かす」
バスルームの窓はカビ対策にもなるのでメリットがあります。ただし、窓があると断熱性や保温性が下がるので注意が必要です。窓を残してリフォームするなら、窓も二重サッシにしたり、ペアガラスにしたりして、機能性をグレードアップするようにしましょう。

「介護用ユニットバスを検討する」
高齢者がいる家庭であれば、ひとつの方法です。介護用ユニットバスは規格製品なので費用も安く、工期も短くて済みます。介護しやすいように隅々まで工夫が施されているため、使い勝手もよく安心して入浴できるでしょう。

リフォームの問題点って?

リフォームの問題点とは?リフォームの問題点とは?

最後に、バスルームをユニットバスにリフォームするときに気をつけておきたい問題点をまとめて紹介します。

1.「浴室が狭い場合は設置できない場合がある」
ユニットバスは、工場でつくられる規格製品です。そのため、サイズがあらかじめ決まっています。一般的な家庭のバスルームをもとにした標準的なサイズになってはいますが、浴室が小さいと入らないこともありえます。ユニットバスを検討するときは、サイズをしっかり確認しましょう。自分では判断が難しい場合には、家の設計図をショールームなどに持っていけば、相談にのってもらえます。

2.「既存の浴室の形によっては設置が難しい」
既存の浴室が変形している場合も、ユニットバスの設置は難しくなります。規格品なので、変わった形のバスルームには設置できません。在来工法は設計の自由度が高いのがメリットですが、ユニットバスに交換する場合には、逆にそれがデメリットになってしまいます。

3.「間取りを変更して設置しなければならない場合もある」
また、通常では設置できないユニットバスを導入する場合には、間取りを変更して設置することになります。そのため、大がかりな工事となってしまうため、費用も多くかかる可能性が高くなります。当初の予算を大きく上回ってしまうケースも考えられますので注意しましょう。

何を優先したいかで選ぼう!

リフォームの価格が安いことや工期が短いこと、掃除がしやすいことなどがユニットバスのメリットです。こうしたメリットを活かしたいのであれば、ユニットバスを選ぶとよいでしょう。

逆に、快適に広々とバスルームを利用したいなら、セパレートバスやシステムバスのほうが向いています。設置場所の広さによっても選択できるバスルームは異なるため、間取りをよく考えて決めるようにしましょう。 一言でバスルームといっても、実はいろいろな種類があり、素材・機能・価格もさまざまです。

バスルームをリフォームするなら、何を優先したいのかをまず決めましょう。ユニットバスやセパレートバス・システムバスにも、それぞれメリットやデメリットはあります。どうしても欲しいメリットは何なのかによって、選ぶべきバスルームのタイプを決めるようにしましょう。

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